出品者要注意!ラクマ・ヤフオク!の落とし穴(トラブル対策/少額詐欺/先送り/送料変更/住所変更/普通郵便)
こちらでは、フリマやオークションなどで実際に可能な、出品者が注意すべき「落札者による詐欺の方法」についてご紹介します。
仲間が必要などの組織的な犯罪ではなく、個人で簡単に実践できてしまいます。
このページで紹介している事例で、損をするのはどの場合も出品者。
品物代金・送料を受け取り損ねたり、郵便事故だと思って(全額ではないとしても)返金してしまったり。。
気を付けていれば対策可能なものばかりなのですが
あなたもまだ注意を払っていない部分かもしれません。
出品をしている方は、下記気を付けてくださいね!
※その他、気を付けた方が良い事例を見かけた場合は追記しますので、
出品される方は特に、このページをブックマークしておいてくださいね。
※実際に騙された、危なかったなど、載せた方が良い事例をご存知の方は是非教えてください!
ヤフオク!でかんたん決済を利用しない場合の「振り込みました」は注意が必要
現在、ヤフオク!では「Yahoo!かんたん決済」を利用する方がほとんどなのですが、ごくまれに「Yahoo!かんたん決済」を利用せずに、直接振込を希望する方がいます。
Yahoo!かんたん決済では銀行振込も選べるため、Yahoo!かんたん決済を使わないメリットは特にありません。
何らかの事情でYahoo!かんたん決済期限が過ぎてしまった場合などYahoo!かんたん決済を使わない取引をすることはあるのですが、Yahoo!かんたん決済が使えるのにYahoo!かんたん決済を使わない取引を希望している場合は、少し警戒が必要です。
Yahoo!かんたん決済を使わない取引の場合、出品者の銀行口座などに落札者が直接振り込む形になります。
「振り込みました」という連絡が来ても実際には振り込まれておらず、「振り込みが戻ってきてしまいましたが、今度は振込みできました!」などということを繰り返され、結局振り込まれないまま連絡が途絶えた方もいました。
出品者がきちんと口座に振り込みがされているか確認すれば問題はないのですが、Yahoo!かんたん決済に慣れてしまっていて、「振り込みました」という連絡を受けてそのまま発送してしまわないように注意してください。
ヤフオク!では出品者が知らないうちに、落札者が送料変更可能
出品者は落札者に送料を通知しますが、送料は落札者側で変更可能です。そして、落札者が送料を変更しても出品者にその旨通知はされません。
ですので、例えば送料1000円で連絡をしていても、出品者の知らないうちに落札者が送料0円に修正できてしまいます。
出品者に上記がバレてしまった場合は落札者にデメリット(再度の振込など)が生じるため、実際にはなかなかこういう方はいないとは思いますが、
上記送料確認は意外と手間ですので、最初から送料出品者負担にしてしまうのも手です。
評価欄に「発送が早い」と書かれている出品者は狙われる!?(先発送注意)
複数落札された場合や、発送のついでがある場合など、できればまとめて発送してしまいたいですよね。
クレーム防止のためにも、早めに発送してあげたい。。。
ですが、評価に「すぐに届きました!」などの評価がある方は特に、先送りには気を付けてください。
落札者の評価をきちんと確認した上で、「マイナス評価はゼロだし発送してしまっても良いか、、」と考えての上ならまだ良いのですが、くれぐれも相手を疑うことなく発送してしまわないように気を付けてください。
落札したものの決済手続きを進めてくれない方は、少ないですが確実に存在します。
ラクマでは出品者が知らないうちに、落札者が住所変更可能
ラクマでは、簡単に落札者情報を変更できてしまいます。
取引中に落札者情報を数回変更されていても、その旨出品者には通知されませんでした。
ラクマに限らず、同様のことができるフリマアプリもあるかもしれません。
これがなぜ詐欺につながるかというと。
控えが残る発送方法や、追跡可能な発送方法の場合は問題ないのですが、普通郵便で発送する場合は注意が必要です。
ほとんどの場合、落札者住所は控えていないと思います。
落札者から「荷物が届かない」と言われた場合、普通郵便であっても調査依頼を出すことはできます。
発送先住所が落札以降変わらなければ問題ないのですが、発送先住所が変更可能な場合は下記の操作が可能になります。
発送時:落札者住所A(自宅他、品物を送りたい家)
調査時:落札者住所B(関係のない住所など)
住所A(自宅他、品物を送りたい家)に無事に届いていても、当然住所B宛ての荷物で調査を行うため、そのような品は配達していない(≒発送していない、発送先を書き間違っている)という調査結果になってしまいます。
ラクマの場合は出品者が返金に同意しない限り落札者に返金はされませんが、もし出品者が「調査しても出てこなかった。定形外で送った自分の責任」ということで返金に同意をしてしまった場合、落札者には商品代金が返還され、結果として品物をただで貰うことができてしまいます。
上記を防ぐためには、落札時の発送先をキャプチャ(プリントスクリーン)しておくことで、落札者の住所が変更されていることが確認でき、正しい住所(品物の送り先:落札者が落札時に表示していた住所)で事故調査依頼を出すことができます。
日本郵便の事故調査依頼は、こちら
メジャーなフリマサイト・オークションサイトについて調べたところ、下記のとおりでした。
メジャーなところはラクマ以外問題なさそうですが、マイナーなアプリについては十分注意してください。
ヤフオク!の場合
落札後に(登録住所とは別で)発送先情報を出品者に通知します。その後変更不可。
メルカリの場合
商品購入時の登録配送先を表示。商品購入後は配送先住所の変更が反映されません。
ラクマの場合
落札者情報変更可能。落札時に落札者が表示していた住所について確認不可。
モバオクの場合
登録情報変更をしても、すでに落札後手続き済みの取引で取引相手に開示された「住所」「電話番号」「氏名」の情報は更新されません。
物々交換(システム外取引)は危険
落札者から物々交換を依頼され受けてしまった場合、下記などのトラブルが考えられます。
・こちらは発送済みなのに、向こうからは送られてこない。
・送られてきた物が事前の話と違う。
・お互い元払いでの交換のはずが、落札者からは着払いで発送されていた。
・不良品・盗難品・偽ブランドだった。
上記の場合などオークションやフリマのシステム外の取引については、
なにかトラブルがあった場合に泣き寝入りすることになる可能性が高いです。
直接会っての交換でない限り(それでも、すぐにはわからない不良品を渡される可能性はあります)物々交換には応じず、手数料がかかっても個々の取引にしましょう。
落札者都合で返品された物が故障していた!
落札者都合での返品を受け付ける場合はあまりないと思いますが、
取引が成立し落札者に発送後、何かしらのクレームをつけられ、もめるのも面倒になり、返品を許可してしまったとします。
返品された品物が故障していた場合、ヤフオク!のYahoo! プレミアム会員に入っていれば、「お買いものあんしん補償」のうちの「出品補償」が利用できるかもしれません。
具体的には、下記の場合に補償がおります。
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ヤフオク!で出品した、落札価格 税別3,000円以上の
家庭用として使用されている電化製品(白物家電、黒物家電、情報家電)が
商品発送後30日以内に落札者の都合で返品され、かつその商品が故障していた場合。
出品者が自己負担した「送料」「梱包代金」などを一律10,000円以上受け取り
(送料が1,000円未満の場合も見舞い金として1,000円)
保証書あり:(保証開始から3年以内) 修理費用を受け取り
保証書なし:修理費用の50%を受け取り
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「お買いものあんしん補償」はどちらかというと落札者側の補償が多いため、
ヤフオク!でよく落札もするという方は、是非下記も確認しておいてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
きちんと入金確認をしていなかった…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
出品点数が多いと、確認作業もおろそかになりがちです。
スムーズに取引をしてくれる落札者の方がほとんどだとは思いますが、中には上記のような方々もいるということで、特に取引・送料が高額になる場合などは泣き寝入りにならないように気を付けてくださいね。